サバサバを御す。 - ヒルダの日記

今年度、初めて幼稚園のPTAクラス役員やってるんだけどね、なんか皆凄いのよ。今年度限定のミラクルなのかもしれないんだけど、やたら和やかなの。

人数いるから、勿論↑の増田同期みたいに面倒臭い女も何人かいるんだけど。彼女らが何か大きな声で文句を言い出すと、皆、まるで事前に打ち合わせでもしてたんじゃないかって手際の良さで、丸く収める為に立ち回るのね。毎回本当に素晴らしいチームワークで惚れ惚れしちゃうわ。

私はそういうの苦手だから、巻き込まれない様に隠れてガクブルしながら見てるんだけどね。

サバ子さんと愉快な仲間たち、という舞台が即興で作られ全員でそれぞれの役割を演じてるみたいよ。

まず、サバ子が何か言い出したら、皆、間髪入れずにオーバーリアクションするのね。

「え～～～！？」
「何でぇ～～！」
「それさっき決めたじゃん！？」

とかとか、仰け反ったりずっこけたりしてめいめいぎゃんぎゃんと騒ぎ出すじゃない？

そしたらリーダー役の人が

「はいは～い、皆さんお静かに、ちょっと！聞いて下さいってば、聞いて～」

みたいにヘタレ感を出しながらまとめようとするじゃない？

でもまとまらないでいたら、誰かが

「ほら聞けって」
「静かにしないと」

とかいいだして、何となくおさまって。

したらリーダーがサバ子さん指名して、言いたい放題言わせて、またザワザワして、いつの間にか仲良しグループに別れて私語しまくってて。

そのドサクサに紛れて皆のお母さん役な人がサバ子さんをなだめすかしてたり、気の良いオバチャン系の人がなんか出てきたり。

と、ぐだぐだしつつ、いつの間にか、サバ子さんが最終決定者よろしく、

「じゃ、良いんじゃないかなそれで。それでいこうよ、ね。」

とか腕組みしつつ言って、

「じゃあそういう事で、良いですかねぇ皆さん……？」

とリーダーが自信無さそうに言うと、皆が

「良いよね」
「うんうん」
「それでいいよ」
「うんうん」

わははははは

で、大団円。

結局別に何か変更があった訳でもなく終了、みたいな。